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長島敏春写真展
逗子

会期:2021年8月6日(金) − 9月28日(火)
開廊時間:13:00-19:00|休廊日:水曜・木曜
入場無料、作品販売あり

*作家在廊 8月21日〜23日、9月25日〜27日

*​​フライヤーのダウンロードはこちらから

 逗子を愛するが故、彼、長島敏春は、なんと写真による結界を創り上げつつある。この熱病の発端は、逗子の海中で珊瑚に魅せられ、深く追及するあまり、自然写真という綺麗で収まる範疇に飽き足らず、存在そのものの魔性を写し撮り、陸揚げしたところから始まった。本質をすくう、彼の視座、その眼を見張る海中写真も、一段落かと思ったら、こんどは、ガサゴソと裏山を徘徊しだし、生い茂る草木の背後に鳥虫戯画を見つけた。逗子の天然と人との関わりを切通し、踏み分け道にしるしをつけて、歴史を闊歩しながら、写しだした。

 古来、豊かな風土には人が居着いた。ここ逗子も、鎌倉に隣接し、豊かな海と、それを支える低い山地に囲まれ、海を育む森に恵まれた。そして、川が流れる。地域が環として機能する。自然が輪廻を繰り返す。写真機を独鈷のように振り回し、恰幅の良い現代の山伏は、逗子を捉えて離さず、呪文のようにシャッターを切りながら、結界を張って行く。ふつふつと、音立てながら、木立が揺れて葉が擦れ合う。小宇宙と、まなこが合った。

石井仁志

(20世紀メディア評論・プロデューサーディレクター G&S根雨)

 
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長島 敏春

ながしま としはる(1954-)

1954年東京都に生まれる。2009年外国通信社を経てフリーランス。2009年『アサヒカメラ』に『白化するサンゴ礁』を発表。2015年逗子市に『海と森のギャラリー』を主催。逗子のサンゴの定点撮影を行う。その後、逗子で陸上の撮影を開始する。2020年に石井仁志氏のプロデュースによる水中写真展『海中』を逗子で開催する。個展も多数開催。『サンゴの海』『マングローブ生態系冒険図鑑』(偕成社)『逗子サンゴ物語』(じゃこめてい出版)

 

石井 仁志

いしい ひとし(1955-)

プロデューサー・ディレクター(G&S 根雨)

細江英公、北井一夫をはじめ、多くの写真家の展示を企画運営。近現代文化史研究、中島健蔵研究、音楽、写真、映像、文学と幅広い執筆活動を展開。清里フォトアートミュージアムのヤングポートフォリオ、新潟大学地域映像アーカイブを支援協力。「生誕百年 中島健蔵展」監修(2004年 東京都写真美術館)『占領期雑誌資料大系大衆文化編』全5巻(2009年 岩波書店)編集・執筆。

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トークイベント

長島敏春 × 石井仁志(G&S根雨 プロデューサー)

*トークイベントは、下記イベント詳細の「参加申し込みフォーム」からお申し込みください。

*お電話でお申し込みの際は、080-3122-3154(石井)までお願いします。

逗子、結界を創る写真家 I

開催日時:8月22日(日) 15:00~16:30
参加費:2,000円(ドリンク付)
定員:12名(要予約)
*終了後、サイン会予定

逗子、結界を創る写真家 II

開催日時:9月26日(日) 15:00~16:30
参加費:2,000円(ドリンク付)
定員:12名(要予約)
*終了後、サイン会予定