yano-1.JPG
 

矢野智雄写真展

硝子の森


2022年9月9日(金)〜10月25日(火)
開廊時間:13:00-19:00|休廊日:水曜・木曜
入場無料、作品販売あり

大小さまざまな植物園に、硝子の森が付随している。はて、何の事だろうと首をかしげる向きもあろうが、異世界を包み込んでいる温室の事である。技術の進歩も相まって、今では世界中の異なった気候域の生態系を表現できるようになりつつある。大温室のある植物園は、さながら小宇宙を散歩するようで興味深い。植物の生態は、この地球の生命維持力を測るバロメーターと言えるだろう。身近な里山の風景から、連なりゆく異世界の植物生態系を、凝視する写真家は、この閉鎖空間に、時空の穴を見つけたようだ。まだ見ぬフォルムへの探求、奇怪な花や、葉が変形した危ない棘、五感を刺激する、香りや甘い蜜、幹を伝う水音など見えない要素まで、撮り切りたいと願う。いやいや、そんな大それたことではないのである。野原でポツリと出会った四つ葉のクローバーを、拾い上げるように写し撮る。こんな感覚が、この作品群の原点なのだ。驚きと優しさがモノクロームの世界に浮遊しているようだ。

石井仁志

(20世紀メディア評論・プロデューサーディレクター G&S根雨)

 
yano-2.JPG

矢野 智雄(1964-)

1964年 香川県に生まれる。1986年 大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ)卒業。1987年 コマーシャルスタジオ入社。1998年 「KURA」のシリーズ10作品が、フランス国立図書館に収蔵。1999年 矢野写真事務所設立。2007年 文芸社ビジュアルアート出版文化写真部門最優秀賞を『PEN-D散歩』で受賞、出版する。

 
yano-3.JPG
 

トークイベント

矢野智雄×石井仁志(G&S 根雨 プロデューサー)

「硝子の森、写真の魅力と見えてくるもの」

開催日:9月18日(日)18:00~19:30

参加費:2,000円(冊子・1ドリンク付)


*終了後、歓談の夕開催

*参加申し込みは、080-3122-3154(石井)へお電話でお願いします